その他サービス, News

【New】「外付け人事部」サービス強化中です

中小企業様、ベンチャー企業様など、少数精鋭の企業様向けに、
外付け人事部サービスを開始しています。

コンサルティングでもなく、業務委託でもなく、伴走支援ですので、ある程度の期間を一緒に取り組み、お客様企業さまの中で「人事」が育まれる仕組みです。

ぜひご興味おありの企業様がありましたら、個別にご提案させていただきますので、まずはお問い合わせいただければ幸いです。

-外付け人事部とは?-

人事の仕事(採用・育成・評価など)の相談をお受けする、人事部が自走できるための伴走支援サービスです。コンサルティングのように課題分析・解決策提案などは行わず、疑問点や課題点のご相談を受け、解決に向けた方策検討を一緒に行う伴走支援型のサービスです。

<ご相談内容例>
• 採用支援:集客、選考、面接官サポート
• 育成支援:研修プログラムづくり
• 評価:コンセプトづくり など
※専門性が必要なものは専門家へご紹介をさせていただきます。

視察プログラム

有料視察プログラム内容

□CLUB HUBlicの提供する視察プログラムの例をご紹介いたします□

①CLUB HUBlicについてのみの視察プログラム(例)
・会員制シェアオフィスの事業モデルについてのレクチャー(事業内容や収支の話など含め)
・この事業が地域経営課題をどのように解決しようとしているのか?どのように地域課題と向き合っているのか?
・どのように有料コミュニティを形成し、どのような会員を集めているのか?
・行政とどのように関わっているのか?
など。

CLUB HUBlicの会員も含めての視察プログラム
お聞きになりたいテーマ、内容をカスタマイズしてご提供することが可能ですので、ご相談くださいませ。その他、行政の方のアサインなど含めて、調整させていただきます。

※研修料金として、10人以下の場合、1人10,000円(税込)、11人以上-16人以下の場合は、グループで100,000円(税込)でお受けいたします。
※懇親会などがセットの場合は、懇親会費を実費でいただく場合もあります。

視察研修のご依頼をいただいたのちに、お打ち合わせなどをさせてもらい、お見積りを出させていただきますので、ご検討いただければと思います。

視察プログラム, News

【視察プログラム】一部有料化のお知らせ

視察プログラムの一部有料化のお知らせです。ありがたいことに、CLUB HUBlicの視察依頼が増えてきたこともあり、プログラムを有料で提供させていただくことにいたしました。

CLUB HUBlicはコワーキングスペースというよりは、会員制シェアオフィスとなっており、コンセプトに特徴があります。そのあたりのご説明や、実際のお金の話など、レクチャー&質疑応答などが含まれる場合、有料とさせていただきます。
※視察料金の中に、資料代(NPO法人自治経営発行のケーススタディブック(1冊3,850円も含む))やその後のメッセージのやりとりなどすべて含まれます。
1-2名でのワークスペースの見学のみの場合は、今まで通り無料で対応させていただきます。

まずはお問合せいただいて、ご要望に合わせた視察プログラムをご提供したいと思います。当CLUB HUBlicの会員様たちも非常にユニークな活動をされている方も多いので、会員様への取材依頼、視察依頼などもありましたら、ご相談いただければと思います。

尚、オンライン部員・ワーケーション部員など当CLUB HUBlicの部員さんは、半額の1人5,000円で対応させていただきます!


News

熱海経済新聞に掲載されました

CLUB HUBlicももうすぐ1周年。
地元のネットメディアである「熱海経済新聞」さんに
取材していただき、まとめていただきました。

2年目もみなさんのお役に立てるような場、
コミュニティを作っていきたいと思います。

※下記のリンクからご確認ください。

https://atami.keizai.biz/headline/460/

MEMBERS' INTERVIEW

熱海に自分も皆も生き生きとして楽しむ場を創りたい

今回は部員さんの山﨑明洋さんにインタビューしました。


大学卒業まで20年以上を熱海市で過ごす。大学卒業後は東京で営業~マーケティングまで様々な職種を経験。コロナ禍で色々なタイミングが重なり、熱海にUターンをし起業することを決意。現在は広告事業と地域のポールウォーキング教室事業、網代のプロジェクトの3つの柱で活動している。

ご契約:部員(一般会員)経営者コーチングバックオフィスサポート

Facebook:https://www.facebook.com/akihiro.yamazaki.754/
HP:https://sites.google.com/view/bright-western/
note:https://note.com/happypersonality


熱海で創業したのは仕事に追われ将来のことを考えずこのままで良いのか不安になったことがきっかけ

1.山﨑さんのこと

ーー現在は何をされていますか?

 2021年1月に熱海で創業し、3つの事業をしています。
 基本の事業として広告事業をしています。前職の広告代理店とクライアントさんからお仕事をいただいています。主な業務は全国の牛乳宅配店さんのセールスプロモーション(SP)です。販促企画の立案やチラシやポスターの作成、またSPだけでなく優良事例を取材しDVDの作成、研修会の実施など、売り上げアップや今後の事業成長のために日々仕事をしています。
 2つ目は地域の健康づくりのためのポールウォーキング教室の事業。前職の関連で70~80歳の方々が健康のためポールウォーキングをされている教室を見て、日本が抱える高齢化の問題の解決には、このようにシニアの方々が生き生きと楽しんで健康になる場を創れれば、明るい未来になると、熱海でこの事業を行いたいと思い始めました。最初は社会福祉協議会にお願いをして、社会福祉協議会の体操教室や自ら営業して体験教室を開催し、今は3地域でポールウォーキング教室を開催しています。
 3つ目は地元網代をもっと盛り上げようというプロジェクトです。網代は海と山に囲まれ自然豊かで、熱海の中心街とは違い、人通りも多くなく、ゆっくりと自分と向き合え過ごせる場所だと思っています。ですが、その価値があまり知られていなく、価値を伝えていこうという動きもありませんでした。生まれ育った網代を盛り上げていきたいと思い、仲間とともに活動しています。

ーーなぜ熱海にUターンして創業されたのですか?

 前職の広告代理店では毎日夜11時ぐらいまで働き、週に1度は深夜まで働きタクシー帰りという日々。土・日もどちらかは仕事で、もう1日は疲れて眠り続ける生活。コロナでリモート勤務になったとき、将来のことも考えずこのままの生活で良いのかと、不安になったことがきっかけでした。ポールウォーキングに出会って、生き生きとして楽しむような場を創りたいことや、親が高齢になり、もともと長男である僕が地元に戻らなければと思っていたこと、40歳手前で年齢を考えた時にここで動かなかったら挑戦することはできないと思ったことなど、色々な要素が重なり、熱海にUターンをして創業しました。

CLUB HUBlicの経営者コーチングは自分の生き方の道しるべ

2.CLUB HUBlicのこと

――CLUB HUBlicを利用したきっかけは?

 人脈を広げられると思ったからです。自分1人の力では限界がありますので、自分のできないことを人との繋がりがあることで頼ることができ、自分の事業が広がっていくと思いました。CLUB HUBlicを利用して、熱海で活動されている方と知り合うことで、お互いのスキルや知識を共有することで、事業が大きく成長できると思ったのがきっかけです。また、家で仕事をするとはかどらないので、仕事をする場所を探していたことも1つのきっかけですね。
 CLUB HUBlicを利用していることで様々な人と出会いました。先日インタビュー記事を書いてもらった矢部さんとのポールウォーキングイベントもそうですが、CLUB HUBlicと関わることで新しいことが生まれていますし、自分の事業も広がっていますね。
山﨑さんと矢部さんのコラボイベントのインタビュー記事はこちらの写真をクリック!
――CLUB HUBlicにいる人たちにはどのような印象をお持ちですか?

 熱海が好きでこの街のためにという思いを持ち、自分だけでなく街を幸せにしたいと思っている方が多いなという印象を持っています。心から熱海が好きな人が集まっているんじゃないですかね。そのため、熱海のために何かできることはないか常に考えていて、街のためになる新しいものが生まれやすいのではないかなと思います。そういう方々の周りには同じような思いを持った仲間がいるので、CLUB HUBlicを利用していると、部員さんの紹介で熱海のために活動している人と繋がることもよくあります。
 部員さん同士がお互いの名前や、やっていることを知っているので、CLUB HUBlicに来ると、みんな仕事だけではなくて、仕事のことやプライベートのことなど話しています。働いていると会社以外で話す相手がいないという人も多いと言われますが、部員さんにとってCLUB HUBlicが人間関係が広がるサードプレイスになっているんじゃないかなと思います。


ーーオプションに経営者コーチングとバックオフィスサポートを付けられていますが、
具体的に何をされているのか、まずは経営者コーチングの方から教えてください!

 創業すると正解のないものを選択しなければならない場面は多くなるので、様々なことに不安になります。不安から、本来目的としてなかったことに手を付けてしまいたくなってしまう。その時に「間違った方向に行っているな」と気づかせてくれる、「本来やりたかったことはなんだっけ」と引き出してくれるのが経営者コーチングです。月1回、経営者コーチングをして自分の向かうべき方向に戻してもらっています。
 CLUB HUBlicの経営者コーチングは自分の生き方の道しるべだと思います。もちろん仕事のことも相談するけれど、あくまで仕事は自分の人生の一部。よく言っていただくのは「自分のコップを満たさないと人生が楽しくならない」。だから、どうしたらコップが満たされて人生が楽しくなるのかをコーチングしてもらっていますね。
――バックオフィスサポートでは具体的に何をされていますか?

 1か月に1回、打ち合わせをしてやっていただくことを決めていますが、基本的にはFacebookページの投稿や経理の書類やチラシ作りをしていただいています。投稿や経理作業、チラシの作成などに時間を取られると、営業や企画提案などお金を生む業務に時間を割くことができないので、事業として厳しくなってしまうんですよね。バックオフィスサポートを利用することによって、ちゃんと僕がリソースを割かなければならないところに割くことが出来るので、バックオフィスサポートには感謝しています。

網代のキープレイヤーに

3.これからのこと

――山﨑さんのこれからしていきたいことはありますか?

 網代のプロジェクトにもっと注力していきたいなと思っています。熱海中心街はすでに街のために活動している方がたくさんいます。しかし、網代にはそのような街を活性化させようと想いを持ったプレイヤーがいなかったんですよ。それが、そのような思いを持った仲間が集まりだし、動きが出てきています。生まれ育った網代が、このままでは衰退していくのではなく、昔の活気あった街を取り戻したいと思い注力していきたいなと思っています。また、僕自身は誰かをサポートするタイプで先頭を立って引っ張っていくようなタイプではないのですが、網代のため自分が先頭にたっていかなければと思っています。素晴らしい仲間が集まっているので、協力を得ながら、網代の活性化のキープレイヤーと言われるような存在になっていきたいなと思っています。

ーー山﨑さん、ありがとうございました!

※写真撮影時のみ、マスクを外しています。


ー編集後記
 前回はポールウォーキングのコラボイベントのことを中心にインタビューさせていただいたので、今回、改まってちゃんと山﨑さんのことをお聞きするのは初めてでした。網代のプロジェクトやシニアの方が生き生きと過ごせるような場をつくるという思いを聞いて、山﨑さんは炎の青い部分を持っている、心が熱い方だと改めて思いました🔥網代、ぜひ行かせてください!(石井)
MEMBERS' INTERVIEW

日々、アップデートしていきたい

今回はシェア店舗RoCAの仲間でもあり、部員さんでもある
加藤麻衣さんにインタビューさせていただきました。



神奈川県出身、熱海市在住。
QUARTO(クアルト)の一人親方として、熱海のまちにコーヒーと癒しの時間を届けている。
クアルト以外にも熱海の企業さんのマネジメントサポートとしても活躍!
熱海銀座にあるシェア店舗RoCAの仲間としてもCLUB HUBlicを盛り上げている。

QUARTO(クアルト)
HP:https://atamiquarto.thebase.in/
Facebook:https://www.facebook.com/caffe.bar.QUARTO/


ご契約:部員(一般会員)


お客さんの日々のルーティンの一部でありたい

1.加藤さんについて

――なぜ熱海でお店を開こうと思われたのですか?

 まちづくりというキーワードから熱海にたどり着き、2010年に初めて熱海を訪れ、それからよく通うようになりました。昔から店をやりたいと思っていましたが、熱海の人々と関わっていくなかで熱海に店を開きたいと強く思ったので、2016年に熱海へ移住し、翌年2017年の夏にクアルトをここでオープンしました!本業はクアルトの1人親方としてコーヒーをメインにした飲食店経営とコーヒー豆などを卸す小売り業です。その他にはマネージメントサポートという形で熱海の企業さんのマネジメントに関わらせてもらっています。
――どうしてお店を作りたいと思われるようになったのですか?

 店を持ちたいと思ったのは19歳の時にイタリアンバールでアルバイトしたことがきっかけです。
 イタリアには毎日のルーティーンの中で、朝や夜などにエスプレッソを立ち飲みするという文化があります。当時働いていたイタリアンバールでも毎日のようにお店にいらっしゃる常連のお客さんたちがいました。注文するものは毎回同じものだったので、私たちバリスタはそれを覚えて、いつも何も言葉を発さなくてもお出ししていました。お客さんはその注文した品を当たり前のように受け取り、さっと飲んで「じゃあね」と去っていく。
 毎日、ものの数秒で飲んで挨拶を交わす信頼関係をお店とお客さんの間で作れているということにとても魅力を感じました。またイタリアンバールという空間を通してそれぞれに元気をもらっているということに、そのシーンが映像として残っているぐらい衝撃を受けたんですよね。なので私自身もそこを利用するようになりましたし、アルバイトにハマって、仕事に対しての考え方や価値観が変わりました。

 そのお店は駅の再開発によって、私が入って1年位で閉店してしまったんです。しかしお店がなくなっても、ずっとそのバールが私の心の中に残っていました。なのでそんなバールを自分で作れたら、仲間も集まれていいなという気持ちで店をやりたいと思っていました。

 その後、店づくりを学ぶ為に沢山のお店との関わりのある仕事を探して、コーヒーの焙煎メーカーに就職しました。そこではお店にコーヒー豆を卸す、コーヒー豆メインの仕事だったので、コーヒー豆に関してはとても勉強になりました。けれど、あくまでもコーヒー豆の焙煎メーカーとしてできることは、コーヒー豆のご提案までであり、店づくりという領域には携わることができませんでした。
 なので、自分なりに店づくりについて学びましたが、全然しっくり来ませんでした。どうしてしっくりこないんだろうと思った時に、私は立地やお店の雰囲気、売り上げ規模のような条件からお店を作りたいのではなく、「来てくださるお客さんにどのような役割ができるのか」という、お客さんに価値を提供できる場を作りたいからだということに気づきました。その気づきから、場づくり→まちづくりへと興味が湧き、熱海と出会い、クアルトをオープンしました。

――クアルトで大切にしている・こだわっているポイントはありますか?

 大切にしているポイントは、自分がお客さんの立場だったら嬉しいことをほんのちょっとでも商品にプラスすることです。忙しい時だったとしても、会計の時や商品を渡す時に目を合わせる事はできるので、そこに気持ちを込めて「ありがとうございました、いってらっしゃい」を。マスクで笑顔が見えなくても笑顔かどうかはわかる。マスクをし始めてからより意識してるかなと思います。

 またクアルトではエスプレッソ一杯を270円で出しています(2021年10月時点)。熱海の観光地にしては値段が安いと言われることが多いです。イタリアでは日々のルーティーンにイタリアンバールでエスプレッソを立ち飲みする習慣があるので、1杯1〜2ユーロ、大体100〜200円台でエスプレッソが立ち飲みできます。私の中ではクアルトは「バールでありたい、お客さんの日々のルーティンの一部でありたい」という目標があります。270円でエスプレッソを出すのは私のプライド、こだわりです。

本当の意味でバックオフィス

2.CLUB HUBlicとのかかわり

――どのようにCLUB HUBlicを利用されていますか?

 クアルト営業前の8時から9時半でバックオフィスの業務や複業のマネジメントサポートのミーティングなどをしていますね。熱海の企業さんのスタッフたちとの1on1をするときには周囲を気にせずに話しやすい環境を作ってあげたいと思って、よくCLUB HUBlicの会議室を借りています。他にはクアルト定休日の木曜日にCLUB HUBlicを利用しています。あとはCLUB HUBlicで開かれている講座にもたまに参加しています。
 
 以前は夜にも仕事をしていましたが、クアルト営業中に夜やる仕事のことを考えすぎて、早く片付けたいという気持ちが先行してしまったりすると、ご来店のお客さんにも商品にも失礼だと感じ、営業終了後の夜には極力仕事を入れないようにしているので、最近では夜にCLUB HUBlicを使用することはあまりありません。

 
 私はCLUB HUBlicをシンプルにワークスペースとして使っています。店がすぐそこにあるので、CLUB HUBlicで仕事していてクアルトに行かないと分からないようなことがあったとしても、すぐに確認ができて効率がいいんです。
 
 あと、私は誰かが雑談しているのを聴きながら作業するのが好きなので、雑談がオープンに飛び交うCLUB HUBlicでPC作業等をしています。元々知っている人の雑談を聴いていると、皆さんの現況を知れたり、進歩や成長を感じることができ、私が知らない間に色々なことに取り組み続けてるんだなぁと感じたときにとても刺激を受けますし、自分が何か力になれるかもと思ったら声をかけたりしますね。
会議室でミーティングをする加藤さん
ーーCLUB HUBlicはどのような存在ですか?
CLUB HUBlicは相談や雑談ができる人たちがたくさんいてありがたい存在ですし、本当の意味でバックオフィスです!私のバックオフィスの場でもありますし、私の本業の後ろで相談にも乗ってくれる、心強い存在だと思っています。

――CLUB HUBlicでお気に入りの場所はありますか?
 よく使わせてもらっているのは会議室です。お気に入りの場所としては、以前は個別ブースもよく使ってましたが、せっかくCLUB HUBlicにいるのに閉じこもって作業しなくてもいいかなと思って、最近はクアルトや外が見えるフリースペースのお店側の席が好きです。フリースペースに座っていれば、シェア店舗側に知り合いや常連さんが来られたら、すぐに気づけるのでね。

クアルトは私の店、我が城

3.これから

――シェア店舗としてCLUB HUBlicと今後どのように関わってきたいですか?
 まちにクアルトを開いていることで、CLUB HUBlicに限らず様々なことを色々な方々に紹介できる喜びをとても感じています。
 CLUB HUBlicの1番のコンセプトは、全員が持っている心の内の種火に着火するきっかけをつくることだと思っているので、本当に必要な誰かにこのような学べる場があるということを届けるような役割でいれたらいいなと思っています。
「ここからクアルトが見えるんです」
――加藤さんが将来的にしたいと考えていることを教えてください!
 クアルトはシェア店舗RoCA内にお店を構えているので、将来的に1店舗だけで独立して営業するための練習だと捉えられることがあります。でも練習ではない、シェア店舗の中のクアルトが私の店だと思っています。そもそもクアルトが私の店、我が城と思ってやってないと、お客さんに対して失礼ですよね。

 またこれから5年くらいで、自分と同じような夢を持つ人の参考事例となるような存在になりたいと思っています。今までの場を作ってきた経験や飲食店と複業を両立させている今の経験、自分自身で生計を立ててきた経験を、他人に伝えられるように確実なものにしていきたいですね。その段階になったら、CLUB HUBlicでの開講などもさせてもらえたらと思っています。

 あとは利用してくれているお客さんが増えて、店の満足度も上がり続ける状態を目指しています。リピーターさんが増えていくとか観光客さんでも次の日にまた来てくれたりとか、帰るときに手だけ振っていってくれるという手ごたえを大事にしているので、その手ごたえを増やしていきたいですね。

それよりも先の目標は考えていないです。私は先を考えるのが苦手なので日々アップデートしていきたいなと思っていますね。気づいたことやお客さんが喜びそうなことを見つけたらちゃんと反映していく。その積み重ねが今まで進化してきていたことにも繋がっているのかなと思っています。
 

ーー加藤さん、ありがとうございました!

※写真撮影時のみ、マスクを外しています。


ー編集後記

 加藤さんはいつも「カトマイ」と呼ばれていて、みんなの人気者です。私が熱海へ行くときも毎回加藤さんが話しかけてきてくださって、いつも嬉しい気持ちになります。インタビュー内で「お客さんの立場だったら嬉しいことをほんのちょっとでも商品にプラスすること」を大切にしていると仰っていましたがお客さんだけでなく、熱海のみなさんに”嬉しい気持ち”を与えている存在なのではないかと思いました。
 同じシェア店舗RoCAの仲間として、様々な”嬉しい気持ち”を熱海にいる方々に感じてもらえるように色々取り組みます!!!!
(石井)
MEMBERS' INTERVIEW

まちのために

今回はCLUB HUBlic部員さんの石井裕隆さんに熱海商工会議所のお仕事や
CLUB HUBlicとの関わり、これからの熱海についてお聞きしました。


熱海市出身。熱海在住で熱海商工会議所に勤務。
熱海の商工業者さんを様々な面からサポートし、事業者さんの経営の発展に繋げている。
CLUB HUBlicでは熱海のことを愛し、いつも考えている石井さんの 考えや
アドバイスを聞きたいと周りに人が集まっている様子を見ることができる。  

ご契約:ナイト部員


まちのために何かしたいなという気持ち

1.石井さんのこと

――現在は何をされていますか?


 生まれてからずっと暮らしていた熱海に愛着があって、まちのために何かしたいなという気持ちがあったので、大学卒業後から熱海商工会議所に勤めています。

 僕は30歳の時に「まちのために」という自分理念を作りました。自分理念とは自分が向かうべき方向性を表した言葉です。自分理念を作ったきっかけは東日本大震災です。熱海には直接的な被害がありませんでしたが、観光を中心とした商売をしている熱海にとって、震災後の計画停電はとてもダメージが大きいものでした。その時は入社5年目でまだ出来ることも少なく、事業者さんの悲しんでいる顔を見るだけで僕にはなにもできなかった。それから、次に何かあった時に役に立てるような人間になりたいと考えて、自分理念を作りました。

 自分理念「まちのために」を作ったことで、自分理念を達成するには事業者さんやまちの人に頼られる人にならなければいけないというビジョンが見えました。頼られるようになるためには、商工会議所の人間に必須である経営の専門知識をつけないといけないなと思い、今は経営に対する資格を取ろうと勉強しています。学生時代は勉強は好きではなかったのですが、社会人では学んだことが事業者さんに役立つ情報としてすぐにアウトプットできて、直接結果ができるので、勉強が楽しいと思うようになりましたね。
 あとは特に令和3年7月伊豆山土砂災害で被災したこともあって、これからの復興に向けて力を貸していきたいなと思っています。

――商工会議所の具体的なお仕事を教えてください!

 簡単に言わせてもらうと、経営者さんのサポートです。例えば、肉屋さんは肉を売るのはプロだけど、お肉を売るだけでは商売はできないですよね。経営に関わる経理や広報など肉を売る仕事以外にも仕事がありますが、経営者さんは必ずしもすべての仕事ができるわけではないので、サポートが必要になってきます。その部分をお手伝いさせてもらっています。
 
 一例を挙げれば、飲食店さんの新サービス、メニュー開発を伴走型で支援しています。伴走型とは一緒に走る並走型とは違い、目的や目標設定をして、その進捗を確認することによって、飲食店さんの経営発展に繋がるお手伝いをするということです。

――どんな働き方をしていますか?

 窓口に来た事業者さんが「お客さんが来るように色々頑張っています!」とおっしゃっていても、実際にお店に向かったらお店が汚かった…という場合もあります。実際にお店を見て、感じたことを伝えて情報提供すると、改善するきっかけになったりするので、日中はデスクワークよりは私は外に出ることを意識的に多くしていますね。

 熱海には約2,800の事業者さんがいて、その中の約1,100の商工事業者さんが熱海の商工会議所の会員さんです。熱海商工会議所の職員数は静岡県で一番少ない10人です 。単純計算で1人110事業者さんを担当することになるので、大変ですが1年に1回は必ずみんな分担して全会員さんにお会いするようにしています。

HUBlic で生まれるつながりが、熱海を面白くするのでは

2.CLUB HUBlicのこと

――どんな目的でCLUB HUBlicをご契約されましたか?

 最初は資格を勉強する時間を取るために契約しました。それまでは図書館やファミレスで勉強していましたが、集中して勉強できる場所を探していたところ、CLUB HUBlicのナイト部員のプランを知り、契約しました。

 CLUB HUBlicで勉強しながら、部員さんの仕事の話を聞かせてもらっていると、「商工会議所の事業者さんと繋がれば、もっと熱海が面白くなるのでは?」と思うことが増えていきました。商工会議所には「この国の経済の発展に役立つような組織活動していく」という目的があります。なので最近では、CLUB HUBlicの部員さんと商工会議所の事業者さんの事業者同士のマッチングの機会をもらっているのもCLUB HUBlicに来るメリットの1つになっています。
――他にはどのような使い方をしていますか?

 CLUB HUBlicさんの会議室を使って、商工会議所の後輩たちに7つの習慣など、仕事にも生きることにも繋がることを教える時間を自主的に設けています。後輩には「自分で主体性をもって考えないといけないんだよ」という考え方を持ってもらおうと思って、勉強会を開いています。

 商工会の会議室でもやろうと思えばできるのですが、環境を少しでも変えることはとても大切なことなので、CLUB HUBlicで勉強会を開かせてもらっています。

――後輩さんたちのモチベーションは勉強会をする前とは少し違いますか?

 まだ変わらないです。まだ受け身な部分は否めないですが僕はそれでいいと思っています。昔、僕も師匠に「勉強しろ」と言われて7つの習慣を勉強していましたが、まったく興味を持てませんでした。しかし数年たって、7つの習慣が仕事に活きることに気づいたタイミングがあったので、後輩たちにもとりあえず教えて、どこかで気づいてくれたらいいなと思っています。なので今は飽きないように2か月に1回、1時間から1時間半ぐらいで継続的に勉強会を開いています。

――CLUB HUBlicのお気に入りの場所ありますか?

 個別ブースの一番左です!初めてきたときに座ったのが個別ブースの一番左の席で、それ以来、座れるときは一番左の席に座っています。

熱海の1番の魅力は「」だと思います

3.これからのこと

――熱海の商工会議所をこれからどのように発展させたいですか?

 熱海商工会議所は事業者さんの経営をよくする=熱海の経済発展をさせることが本質的な目的なので、熱海のGDP※を上げるような取り組みをしたいなと思っています。また熱海商工会議所をGDPを上げる支援ができる団体に育てていきたいなとも思っています。 

※GDPは消費者の消費額と法人の投資額と政府の支出と輸出から輸入額を引いた額の合計。今年のGDPが去年と比べてどれくらい伸びたのかということが日本の経済の成長の指針になっている。 

――GDPを上げるには具体的にどういうことをするのですか? 

 単純に売り上げを上げることがGDPを上げることに繋がります。また熱海のGDPを上げるには熱海でものを買ってもらうことが重要です。例えば1万円があったとして、この1万円を隣の神奈川県で使ったら、この1万円はただ熱海を通過しただけで熱海には1万円しか残らないじゃないですか。ですが、熱海に住むAさんが1万円を熱海のB店に使い、B店の仕入れ先のC店に1万円を使うと、同じ1万円でも3万円が熱海にあったことになります。

 このように熱海の方が熱海でお金を使うのも、もちろん観光客の方が熱海でお金を使うのもGDPを上げる1つのきっかけになります。

 そういうお金や経済の仕組みをきちんと理解し、どうすれば熱海のGDPが上がっていくのかということを分かったうえで支援できるようにしていきたいなと思っています。 

――GDPを上げるには具体的に何が必要なんだと思われますか?

 熱海でお金を使うとGDPを上がることが熱海の方に根付けば変わるんでしょうけど、それは難しいと思うので、1つ1つの事業者さんの魅力を伝えてお金を使いたいなと思えるお店を増やすことがGDPを早く上げることに繋がるのかなと思っています。

 魅力のあるお店になるには「こういうお店になりたい」と目標を決めて、毎日繰り返し実行することが大切だと思います。なので商工会議所がその目標設定のお手伝いをして、熱海に魅力のあるお店を1つ、2つ、3つと増やし、熱海の人がお金を使いたいと思うお店を増やしていくことが熱海のGDPを上げるには必要なのかなと思っています。

 また最近させていただいている商工会議所の事業者さんとCLUB HUBlicの部員さんにマッチングも熱海に魅力を増やす1つだと考えています。マッチングして生み出された熱海の魅力に熱海の方や観光客の方がお金を出してくださることも熱海のGDPを上げる方法だと思います。

 ――石井さんが考える熱海の未来について教えてください。

  みんなが疲弊していくようなまちではなくて、お金の面でも精神面、生活面でも豊かに暮らせるまちになれたらいいなと個人的に思っています。

 熱海の平均所得は年収で280万円、静岡県の平均所得ランキングでは下から4番目です。なのでまずは未来に向けて、熱海のGDPを上げて、従業員さんのお給料を増やすことで、平均所得を上げないといけないのかなと思っています。 
――石井さんの夢や野望はありますか? 

熱海では亡くなると、全員が新聞に「誰々が亡くなりました」と書かれます。普通は小さめに書かれるのですが、熱海で功績を残した人が亡くなると、いつもより大きめに書かれます。なので熱海の「まちのために」活動し貢献して、亡くなった時に「熱海のまちのためにがんばってくれてありがとう」と大きく新聞に掲載されて感謝されるような人になりたいなと思いますね。

 ――最後に石井さんが考える熱海の魅力は何ですか? 

熱海の1番の魅力は「」だと思います。
例えば、熱海で朝食の文化を作りたいと思ったら、普通だったら関係各所に調査しないといけません。ですが熱海では知っている事業者さんやお客さん同士をマッチングさせて、知っている宿屋さんにプランを組んでもらえば、新しい文化ができてしまう。このスピード感で仕事ができるのは、とても魅力なポイントだなと思います。

ー石井さん、ありがとうございました!

※写真撮影時のみ、マスクを外しています。


ー編集後記

 石井さんはとても明るい方なので、インタビューはとてもフランクな感じで進んでいきました。しかしインタビューで伺った話の1つ1つに熱海への思いが溢れていたのを覚えています。CLUB HUBlicでの勉強会を開催している1番の理由は後輩の人生のためだと思いますが、後輩が成長することで熱海の「まちのために」結びつく可能性が大きいですし、石井さんの自分理念「まちのために」はもう「あたみのために」ですよね!!!ここまで熱海のまちのことを考えられるのはすごいことだなと思いました。(インターン生の石井)
News

第2回オンライン交流会開催レポート



1.開催概要

開催日時:2021年11月19日(金) 19:00-21:00
開催場所:オンライン
参加人数:12名(世界各地から!香港から参加してくださる方も!)


2.交流会説明

第2回CLUB HUBlicオンライン交流会を開催しました!!

\CLUB HUBlic交流会コンセプト/
CLUB HUBlicのコンセプトを実現する、
大事なアクションのひとつに「交流」があります。

リアルでお会いするのはなかなか難しいタイミングですので、
今回はオンラインでの交流会を開催し、
楽しみながらお互いを知ることができるような
企画やテーマトークを実施しました!
\CLUB HUBlicのコンセプト/
 熱海の地で創業や副業にチャレンジする会員、これからチャレンジをしたい会員が在籍
 「場」のシェアだけに留まらず、「スキル」「活動」「想い」をシェアすることで互いが共鳴する
 会員それぞれの活動が交わることで、この場から面白い活動が共創していくことを目指す

第2回CLUB HUBlicオンライン交流会のテーマは・・・コラボレーション!

コラボレーションというテーマに沿って、今回の交流会は進んでいきました!


3.今回の流れ

①自己紹介
②CLUB HUBlic News
③ワークショップ(ワールドカフェ)

①自己紹介

ブレイクアウトルームに3回分かれ、
名前、住まい、職業、テーマを紹介し合いました。

↓テーマは1回のブレイクアウトルームごとに変わっています。
1⃣Sweet or Sour・・・最近あったあま~い話 または 酸っぱい話
2⃣はじめて〇〇した話・・・あなたの初めて教えてください♡
3⃣実は私・・・誰にも明かされなかったあなたの秘密を今ここで!

初めて同士の部員さんもいらっしゃいましたが、自己紹介とこのテーマのおかげで、みなさん一気に緊張がほぐれていました。

②CLUB HUBlic News

ここでは弊社代表の小林めぐみより、CLUB HUBlicの新しい部員種別から12月某日に行われるCLUB HUBlicFESの説明、また新しい講座の情報など、CLUB HUBlicの最新ニュースを共有しました。

③ワークショップ(ワールドカフェ)

今回はワールドカフェにチャレンジしました!

\ワールドカフェとは?/
創造的なアイデアを生み出すために考案された話し合いの形式。参加者がリラックスできる空間を用意することで、有意義なやりとりができるというものです。

今回のテーマは・・・CLUB HUBlicにあったらいいな

3つのブレイクアウトルームに分かれて話し合った後に、他のグループに自分たちの案をシェアし、また自分のグループに分かれて、得たものを共有し合いました。

↓こんな意見が出ました!

4.感想

\交流会に参加した部員さんからの声/
〇めっちゃ楽しかったです!
〇ワールドカフェということを初めてやってみてとても面白いと思いました!(^^)/
〇楽しい時間でした!ありがとうございました。部員になってよかった ^^)
〇またよろしくお願いします💛
\事務局から/
みなさんが楽しそうにお話ししていて、こちらまで元気をもらいました!
私たち事務局もワークショップに参加させていただきましたが、部員のみなさんが楽しみながらもCLUB HUBlicが今後どうなっていったらいいのかを考えてくださる姿を見て、とても嬉しかったです。これから出していただいた案や意見を元に企画を考えていきます。ありがとうございました!

第3回CLUB HUBlic交流会の開催は・・・2021年1月21日(金)19:00-21:00!

個性豊かな部員がいるCLUB HUBlicの詳細はこちら

お待ちしております!

MEMBERS' INTERVIEW

後悔しない人生を生きる

今回は秘密結社HACの企画・運営の1人としてご活躍中の佐野加奈子さんにお仕事やCLUB HUBlicとかかわり変化したことなどをお聴きしました。


伊東市出身。熱海市内の病院で診療情報管理士として勤務。
社会人になって始めたサーフィンで湘南と出会い、移住。
CLUB HUBlicでは秘密結社HACの企画・運営者の1人として活動中!

ご契約:ナイト部員


仕事・湘南ライフの両立

1.佐野さんについて

――今のお仕事ではどんなことをされていますか?

 今は診療情報管理士として病院で働いています。診療情報管理士の主な仕事は診療記録を管理すること。診療記録に含まれる情報は診療の継続、医療従事者の研究・教育・病院経営にとても重要なので、その価値を発揮させることができるように管理しています!

 また病院の経営分析や他の部署のサポートもしています。具体的に、経営分析では国に提出するがん情報やどの年代でどんな病気の方がどのくらい通院しているのかということを統計に取り、データ分析をしていますね。他の部署のサポートでは算定をしている部署の算定漏れがないかどうかなどの確認をしています。

私が所属している事務部の組織開発にも携わり始めました。この組織開発は実は私から上司に提案をしたものなんです。今コロナの影響でモチベーションが下がっている同僚が多いなと感じています。診療情報管理士は病院の経営を分析する仕事なので、まず現場のモチベーションを高めることが病院を(収益も含めて)立て直すことに繋がるのではないかと考え、今年の8月から事務部での働く環境をよくするプロジェクトを各部署の責任者を中心に集めて立ち上げました。これから職員アンケートをとって実際に現場がどのような負担を抱えているのかを見て、具体的にどう動いていくのか検討していくつもりです。部内で組織開発の良い結果が見えてきたら、病院全体で組織開発をしていきたいなと考えています。
――いつ湘南に引っ越したのですか?

 2年ほど前に伊東から湘南に引っ越しました!もともと伊東の実家を出て自立したいなという思いがあり、サーフィンをしていた湘南で知り合いが増えたので、湘南で1人暮らしをしようと思ったんですよね。
 しかし湘南から熱海の通勤時間がかなりかかることを知りました...。当時は診療情報管理士の資格を取るための勉強時間を確保したかったので、湘南への引っ越しを資格取得のご褒美として2年間仕事と勉強を両立し、資格が取れたタイミングで湘南に引っ越しました。

CLUB HUBlicに来て外向きの気持ちに変化した

2.CLUB HUBlicとのかかわり

――CLUB HUBlicに関わる最初のきっかけは何でしたか?

 もともと今後のキャリアについてかなりの不安を抱えていて、住んでいる湘南から熱海の間で成長できる環境がないかなと探していました。そんな時に矢部さんに「CLUB HUBlicで勉強会があるよ」と誘っていただきました。矢部さんは仕事も年齢も違うのですが、同じモチベーションで仕事について話せる唯一の人です。そんな矢部さんから誘われたことも相まってCLUB HUBlicの勉強会に参加しました。

――参加した勉強会やCLUB HUBlicの印象に残っていることはありますか?

 熱海に若者がいた」ということです!!最近知りましたが、熱海市は静岡県のなかでも高齢化率がとても高いらしいです。仕事柄、ご年配の方と関わる機会も多く、熱海にこんなに若者がいるとは思っていませんでした。
 今まで同じモチベーションで仕事について話せる人が矢部さんしかいませんでしたが、勉強会には同じモチベーションで仕事について話すことができて、それぞれ悩みやキャリアについてモヤモヤした気持ちを抱えている若者が集まっていました。同じような若者がいたことが嬉しくて、話すこと自体がとても刺激的でした!
佐野さん(左)とお話ししているのは佐野さんを勉強会に誘った矢部さん(右)
ーーCLUB HUBlicに来る時に意識していたことはありますか?

 あります!

 熱海のまちで人脈を作ったところで、今後の病院でのキャリアには活きないんじゃないかなと思っていたので、そもそもCLUBHUBlicの部員になるかどうか迷っていました。ですが、CLUB HUBlicで部員さん方とお話をしていくうちに、秘密結社HACでの同世代との関わりや、話して考えたことが自分のキャリアに活きてくると確信を持つことができたので、部員になることを決めたんです。なので人との関わりや会話という点をCLUB HUBlicに来るときは心掛けています。 

 CLUB HUBlicを利用するタイミングは平日の夜です!私は湘南に住んでいるので土日に使えるホリデー部員の方が使いやすいかなと思っていたのですが、平日の夜の方が会社勤めの方が仕事帰りに来るんじゃないかなと予想して。そういう方たちの関わりを持つために、ナイト部員で契約しました。

ーーCLUB HUBlicで一番学んだことはなんですか?

 一番学んだことは自分が何を大切にしたいかという事です。CLUB HUBlicの講座はプレゼンテーション傾聴おもてなしファンベースなど様々な種類の講座があって、私もかなりの講座を受けてきました。どの講座もビジネススキルを身に付ける、ビジネスマナーを学ぶことができますが、それよりもその講座内容を踏まえて自分と向き合って考えさせるような講座が多いです。そのような講座に出て学んできて、自分と向き合い、自分が何を大切にしたいのかを自然と考えるようになりました。

――CLUB HUBlicにいらっしゃるようになって、ご自身のなかで変化はありましたか?

 CLUB HUBlicに来る前は自分のキャリアについて不安…という内向きの気持ちを抱えていました。しかしCLUB HUBlicに来て、講座を受けたり、勉強会に参加したり、部員さんとの対話や違う業種の方のお話を聞いたり見たりしていくなかで、キャリアについて不安を抱えているような内向きな気持ちから、今働いている場所の働く環境をよくしたいという外向きの気持ちに変化したんです。今年の8月に病院の部署で働く環境を良くするためのプロジェクトを上司に提案し、立ち上げました。その時にもCLUB HUBlicで学んだこと考え方や視点は活かされたと思います。

 また上司に提案するという経験が初めてに近かったので、めぐみさん(弊社代表)にどのように持っていったら、みんなが納得・協力してくれるのかということを相談させていただきました。
ーーCLUB HUBlicのお気に入りの場所はありますか?

  フリースペースの机です。個別ブースで勉強していることもたまにありますが、ここで様々な方たちと過ごす時間が有意義な時間だなと思っています。
 
 あとは本です!いつも借りてますね。元々本が好きだったのですがCLUB HUBlicに入って、3か月で15冊ぐらい借りていますね。

目標はまだ探し中ですね

3.これからについて

ーーこれからの目標や考えている人生設計などはありますか?
 それがないんですよ。ないというかまだ探し中ですね.
 もちろんCLUB HUBlicで学んだことはたくさんありますが、まだ自分のキャリアビジョンが明確になっていないので、どこに向かって進んでいくのかということをCLUB HUBlicで探究していきたいと思っています。

ーー今後の夢や野望はありますか?

 「後悔しない人生を生きる」です。これはいつも口にしていますね.
 あとはやはり湘南での生活、「湘南スローライフ」を人生のテーマにしたいと思います。

ーーみなさんに伝えたいことはありますか CLUB HUBlicの皆さんや出入りしている皆さんの存在が私のなかではとても大きくて、いつも支えられています。ありがとうございますと伝えたいです!

ーー佐野さん、ありがとうございました!

※写真撮影時のみ、マスクを外しています。


ー編集後記

 私はいつもふわっとしていてノリの良いイメージを佐野さんに持っています。ですが、インタビューで仕事のお話を伺った時はいつもイメージとは違うかっこいい佐野さんを見ることができたような気がしていました。インタビュー記事をまとめ終わって「どうしてかっこよく見えたんだろう」と考えた時、佐野さんはCLUB HUBlicで学んだ外向きの気持ちを実際に行動に移したことで、自分に自信を感じているからなんじゃないかなと思いました🔥自信を持って行動している人ってかっこよく見えますよね。素敵です佐野さん!!(石井)
MEMBERS' INTERVIEW

幸せが飛び火する社会をつくりたい

今回は、NPO法人atamista/株式会社machimoriのインターン生、逸見諒太さんに熱海で学んだことやCLUB HUBlicの利用の仕方をインタビューしました。


川崎市出身。2020年10月から1年間、熱海周辺でまちづくりを行うNPO法人atamista株式会社machimoriのインターン生として、machimoriの様々な事業のサポートをしていた。CLUB HUBlicでは「秘密結社HAC」という若手向けの勉強会を立ち上げ、熱海の若者たちが共に学び合い、高め合う場を創る。今年の9月末に現地でのインターン活動は終了。「学生」に戻るが、これからも熱海と関わり続ける予定。


僕の根本的な部分を支えてくれる方々に出会えた

1.熱海との出会い

ーー一番最初の熱海との出会いを教えてください。

 一番最初は大学2年生の春休みに友達と旅行で遊びに来ました。その2か月後に当時所属していたフィールドワークして社会課題の”現場”を学ぶゼミの企画で熱海の街を案内してもらって熱海のこれまでの道のりを聞いたことが、観光ではない熱海を知るきっかけでした。

 僕は公務員志望で、今まで官僚や国側の仕組みを作る視点で様々な地域の社会課題を見たり考えたりすることが多かったなかで、machimoriの方が民間の視点から熱海について話してくださって、春休みの旅行の時に寄ったお店がこういう経緯で出来ていたんだと知ることができたのはとても面白かったです。
 
 ですが、いくつかのフィールドワークの1個として普通に面白かったなと感じる程度で、その時は1ミリも熱海に関わろうとは思っていなかったですね。

ーーどうして熱海でインターンをしようと?

 2030会議(2030年の熱海や社会を考える公開型会議)がきっかけです。ゼミの5つあるチームの中で「地域社会パート」に所属していました。ゼミで色んな地域に行き、活動していくなかで「地域社会って面白いな」と感じ、1つ深く関わって実情が知ることができる地域があったら面白いとぼんやり描いていました。そんな時にゼミの活動で熱海に来た時に、「半年後に2030会議があるよ」という話を聞いて参加しました。会議はとても面白くて、その場で課題を解決するビジネス案を生み出す実践型のスクール「アクセラレータープログラム」に誘っていただき、そこから月1で熱海に通う関係性が出来上がりました。

 アクセラレータプログラムが終わって少し経った時に インターンのお誘いを受けました。その頃はこれまでの活動を熱海の方々が寄り添ってくれたという信頼と安心感を抱き始めた時期でした。なので、人間関係を含めた地域社会がどう動いているのかを見たいという好奇心と熱海の大人たちに囲まれて何かしたら、もっとわくわくすることがありそうだなという熱海に対する期待からインターンすることを決めました。
――熱海に来て得たことはありますか?


 「地域の人たちの顔を想像できるようになった」ことは自分の中で大きいと感じています。熱海に来て、知識やケースワークを学ぶだけでは分からない”リアルな現場”を体験することができました。将来、官僚になったとして、政策に関わる仕事をする際に「熱海ではあの人たちがこんなことをやっていたな」と想像できることで、本質的な働き方や仕組み作りをできるのではないかと考えています。

また、「これが今したい」や「これのために人生を捧げたい」などの目標がなく、悩んで、自分自身を知りたいなという状態で熱海に来ました。インターンで色んな方とお話ししたり、仕事をしながら問いをもらうなかで、新たな考えや価値観を知り、自己理解を深めることができました。インターンに来る前よりは自分自身の解像度は上がってきたかなと思っています。

そして、悪い部分も含めた自己理解が深まったうえでも受け止めてくれる、根本的な部分を支えてくれる方々に出会えたことも僕にとってみて、大きかったかなと思っています。

インターンでタスク遂行や企画立案などの“ビジネススキル”を学ぶだけであれば、大学のある都内の一般企業などのインターンでよいと考えていました。ですが、苦手意識のある「人間関係の築き方」や「コミュニケーションの取り方」を学びたいと思っていたので、熱海でインターンをして、苦手意識のあったことを学べたこともよかったなと思います。

一人ひとりにスポットライトが当たっているかのような感覚

2.CLUB HUBlicについて

ーーCLUB HUBlicにどんな印象をお持ちですか?

 「会社の○○です」ではなく、それぞれの想いを持ち、自分の名前で活動している方が多いので面白いと感じています。個人的に話していて魅力的な方が多いし、若者を可愛がってくれる方が多いですね。

 CLUB HUBlic最初のパーティーに呼んでいただいた時に全員の自己紹介とめぐみさん(弊社代表)による他己紹介のコーナーがありました。みなさんが自己紹介をするたびに一人ひとりにスポットライトが当たっているかのような感覚になりました。やりたいことがちゃんとあって、それぞれが想いを持って進んでいるという人としての輝きを感じたんです。めぐみさんの他己紹介もその自己紹介を裏付けるかのような素敵なエピソードばかりでした。
 自己紹介をするにあたって改めて考えてみると、僕には強い 想いはないし、東京の学生でインターンに来ているぐらいのエピソードしかない。「想いを持ち、対等に語り合えている方々がたくさんいる中で、僕はまだ全然そのステージに立てていない」という健全な危機感や焦りを感じて、「何か変わらなきゃ」と思わせてくれた瞬間でしたね。
ーーその自分への危機感から若手勉強会を設立されたのですか?

 そうですね。危機感と同様に「インターンで何か残したい、やり遂げたい」という想いもありましたね。めぐみさんに相談したところ、熱海にも不安を持って悩んでいたり、学びたいという感覚を持った20代や30代が多いことを知って、みんなが学ぶ場所があったらいいんじゃないか、それは勉強会ではないかという話になりました。

 勉強会では、最終的には各々がやりたいことを言語化したうえで、企画し、それを実現するみたいな流れを作りたいと考えていました。なので、最初は「自分は何がしたいのか」「それをなんで実現したいのか」という内省の時間を取り、プレゼンテーションを通して、1人ひとりのやりたいことを決意することを最終ゴールとして考えました。そのためには何を学ぶことが必要か、どんなコミュニティであるべきか、自分で学び続けられるようにするには何が必要かを考え、勉強会に組み込み、「僕が学びたいから、みんなもやりませんか」というスタンスで始めました。

 勉強会を創る際に、人と出会えるような社外の居場所を作って、そこでレベルアップし、会社に持って帰って活かしてもらえばいいなと思っていました。実際に勉強会には様々な業種、職種の方々が会社を超えて学びに来ています。

 僕自身も勉強会を開催して、社外に同世代の知り合いができ、仕事の話以外も含めて話すことができるような環境が創れたのはとても大きかったです。

 若手勉強会は1年間を4つの期に分ける「クォーター制」を取り入れており、僕がオーナーだった1期は8月末を持って終了しました。現在は1期生の勉強会参加者2名がオーナーとなって、「”自分軸”でやりたいことを実現する」がテーマの第2期若手勉強会を9月から月2回のペースで開催しています。

お気に入りのリフレッシュコーナーでコーヒーを入れる逸見さん
ーー突然ですが、CLUB HUBlicでお気に入りの場所はありますか?

 リフレッシュコーナーが好きです。コーヒーも完備しているお菓子コーナーがあるのはとても嬉しいです。CLUB HUBlicを出ればすぐに商店街があるので何でも買える立地もいいですよね。

 作業をするなら、夜のフリースペースもおすすめです 。広々使えますし、静かですし、なんか落ち着くんですよね。

自分のこれからをつくるためにインプットしたい

3.これからのことについて

ーーインターン終了後の予定を教えてください。
 
 インターンの活動が9月末で終了し、学校が9月末から始まります。ですが、まだ熱海で動いているプロジェクトがいくつかあるので、ミーティングに参加するなど、熱海との関わり代は残し続けていきたいと思っています。

 ここで活動してきたことを踏まえて学生に戻り、自分のこれからをつくるためにインプットしたいという気持ちがあります。大学生時代に時間にとらわれずに学べる時間って貴重なんだなと改めて思いましたし、熱海のプレイヤーたちがすごい勉強しているのを見て、その時間を大切にしたいという気持ちも改めて持ちました。



ーー人生を通して、目標や夢、野望はありますか?

 幸せが飛び火する社会をつくりたいです。
 
 元々は「目の前の人を幸せにしたい」という目標がありました。目の前の人を幸せにすることはとても大切で重要なことです。しかし、限界があって、全員には届けられないことに気づきました。でも仕組みだったら僕の知らない困っている方も助けられる。その方の「ありがとう」はきこえないかもしれないし、繋がりも見えないけど、結果的に「その方」が幸せになっていればいい。

なので、目の前の人と向き合っている中で、仕組みが機能したり、新しい仕組みを生み出したり、そんな幸せが飛び火するような社会をつくっていきたいなと思っています。

ーー逸見さん、ありがとうございました。

※写真撮影時のみ、マスクを外しています。


ー編集後記

 逸見さんはいつも熱海の方々に囲まれて、頼りにされているなと思うのと同時に、愛されているなと感じます。インタビュー中に逸見さんにその話をしたところ、首をかしげられてしまいましたが…。自分の悩みや危機感から立ち上げられた秘密結社HAC。いまやCLUB HUBlicになくてはならない存在となりました。
 熱海にいらした際はぜひCLUB HUBlicのお菓子コーナーに寄ってお菓子を食べてくださいね!待ってます!
(石井)